大自然広がる北海道で折りたたみミニベロ×キャンプを楽しんでいる自転車女子の木原愛さんが、その魅力とテクニックを紹介。第3回のテーマは「キャンプ道具の選び方とキャンプの仕方」について。荷物が重くなったとしても、持っていくことがオススメなアイテムを紹介します。
木原愛
北海道 札幌市・旭川市に3店舗を展開するアウトドア専門店「秀岳荘」の白石店・自転車売り場担当。同店ではSUPや山スキー、スノーシューからキャンプ道具全般まで幅広いアウトドアアイテムに加え、ミニベロ・ロードバイク・MTB、さらに冬道でも走行できるファットバイクまで数多くのスポーツバイクが店頭に並びます。自身もミニベロでキャンプによく出かけ、体験した知識・経験を活かして「じてキャン」イベントとしてショップイベントも積極的に企画しています。
JR白老駅まで輪行し、すぐに博物館を見学。この日はライドよりもキャンプを楽しむことが優先なので、すぐにキャンプ場へ向かいます
今回のキャンプ場を選んだポイントのひとつは、薪サイズの枝が焚き火用に無料でもらえる点です。自転車では薪を持ってくることは大変ですし、現地で購入しても持って帰ることが難しい。このキャンプ場では有料でゴミも引き取ってくれるので、荷物を減らすことができます。
キャンプライドではガスバーナーだけを利用する人も多いかもしれませんが、やっぱり焚き火はキャンプ気分を盛り上げてくれますよね。キャンプ場を探す際は、焚き火ができるか、薪は手に入るかをチェックすることがオススメです。私は、バーナー・ガスボンベの他に、折りたたみ式の焚き火台・焚き火マット・小さな網を持っていき、ソロBBQしながら火を見るのが大好きです♪
2人用テント+タープで快適で安全な空間を作りましょう!
さぁ、今日のお城(テント)を建てましょう〜♪
私が使っているのは、日本製の山岳テント「ファイントラック カミナドーム2」(下は別のキャンプ時の写真です)。
別売りのスノーフライト内張を付ければ本格的な冬山でも使えるテントです。
ソロキャンプに使用するのですが、1人用ではなく2人用を選びました。1人用と2人用は重量がわずか180gしか変わらず、2人用なら居住空間を広く使えて、夜間はブロンプトンやキャンプ道具などをテント内に入れておけるので安心です。
さらにタープがあると、突然の雨でも荷物が濡れる心配がなく便利。私は、軽量&コンパクトな「パーゴワークスNINJAタープ」を使用しています。21カ所のジョイント部分がつき、複数のタープを連結して大きなタープとしても使用できます。
荷物も身体も地面に直に接しないようにすることが大切です!
荷物は多くなりますが、ミニテーブルと折りたたみ式の椅子を持っていきます(下は別のキャンプした時の写真です)。地面に直接座ると体が冷えてしまうので、私にとっては必需品なんです。
またテントを貼る前に、ビニールシートを広げて、その上にバッグの中のものを出すことで、各アイテムが汚れるのを防ぐことができます。
テント設営後、料理をして食事をし、就寝となりますが、就寝時にはからすや野生動物に靴を持っていかれないように、テント内に入れることを忘れずに!
次回は私のキャンプ料理スタイルをご紹介します。