【自転車はじめて教室】新米自転車女子が自転車専門店で聞きました「初心者もスポーツバイクに乗れる?」

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運動不足解消にサイクリングロードで乗ると楽しそうなスポーツタイプの自転車(スポーツバイク)が欲しい華(はな)さん。「スポーツバイクを買うなら専門店がいいよ」とペダステ編集部に言われて、何も分からずに関東に6店舗を展開するプロサイクルショップ『バイクプラス』を訪ねてみました。

お店に入ってすぐに「この赤色かわいい~」と、お気に入りの一台を見つけましたが・・・そこでお店のスタッフさんから「ちょっと待った!」コールが!!

カラーやデザインで選ぶことも重要ですが、お店の人に疑問や使い方を相談してから買うことが重要です! 華さんもお店に来る前に考えていた2つの疑問を聞いてみました。

「初心者でもスポーツバイクを買っても大丈夫ですか?」

街中で颯爽と走っているロードバイクの姿を見てスポーツバイクに興味を持った華さんですが、タイヤが細かったり、前傾姿勢が怖そうなので・・・お店の人に「ロードバイクが欲しい」と言い出しにくい気持ちでした。
しかし、思い切って聞いてみたところ、まずはスポーツバイクの主な種類を教えてくれました。

〈ロードバイクここがオススメ!〉

細いタイヤは舗装路を軽快なスピードで走るのに適しています。「パンクしやすい」と思われる方もいらっしゃいますが、適正な圧まで空気を入れて、段差などで脱重(衝撃を緩和するために加重を減らす)する乗り方をすればパンクする危険性を減らすことができます。また最近では未舗装路を走るグラベルロードバイクという車種もあり、このタイプには太めのタイヤも装着可能です。

独特な曲がった形状のドロップハンドルは色々な位置を握ることができるので、深い前傾姿勢だけでなく、少し身体を起こした状態で乗ることもできます。お店でフィッティングしてもらえば、怖くない位置にハンドルとサドルの高さを調整してもらうこともできるので、スポーツバイク初心者でも乗ることができます。

〈クロスバイクここがオススメ!〉

クロスバイクはロードバイクに比べて前傾姿勢が緩やかで、はじめてスポーツバイクに乗る人でも違和感なく乗り始めることができるでしょう。値段もロードバイクよりも手頃なモデルが多く、自転車通勤など比較的短距離での使用目的に適しています。

ハンドル位置がロードバイクより高いので、周囲の状況を確認しやすく、サイクリングロードなどを走れば景色を楽しみやすい点もオススメです。

〈MTBここがオススメ!〉

山道を走るために太いタイヤが装着されているMTBは、オフロード走行だけでなく、大型バッグを装備しての自転車旅などにも活躍します。さらに太いタイヤは舗装路での段差などを越すときも安心で、エアボリュームのクッション性の高さは路面からの衝撃を吸収し、意外と街乗りにも使いやすい! 低価格帯のMTBは本格的なオフロードライドよりも街乗りでの使いやすさに向きます。

スポーツバイク車種の説明を受けた後、お店に置かれていた日本各地のサイクルMAPなどを見て、「青い海が広がるキレイな景色の中を走ってみたい」という具体的な目的を見つけた華さん。「絶景ポイントまでは長距離を走ることも多いので、ロードバイクがオススメですよ」というアドバイスを聞いて、当初の予定通りロードバイクにすることに決定!

「スポーツバイクってお尻が痛くならないの?」

次に華さんが不安だったのが・・・スポーツバイクに付いている固そうなサドルだと「お尻が痛くならないの?」。

買い物用自転車の場合、サドルの高さがスポーツバイクと比べて低いので、サドルにドカっと座って上半身の体重がお尻に集中してしまいます。一方スポーツバイクは前傾姿勢が強いのでハンドルとサドルに上半身の重さが分散され、想像しているよりもお尻が痛くならないことが多いです。

しかし、サドルとハンドルの高さなどが適正でないとクッション性の低いスポーツタイプのサドルではお尻が痛くなってしまうことも多いです。

そこでプロサイクルショップでは、自転車を購入する際に身長だけでなく、腕や脚の長さや肩幅なども計測し、最適な自転車本体・パーツ類のサイズを知ることができます。
(※すべての自転車専門店で行われているサービスではありません。)

さらに計測したデータを元に選んだサイズのバイクをローラー台にセットして乗り、ペダリング時の膝の角度などを測り、細かい微調整を行って、適切なサドル・ハンドル位置に調整してもらうこともできます。
(※すべての自転車専門店で行われているサービスではありません。)

それでも長距離を乗るとお尻が痛くなってしまうこともあります。そんな時にはパッドが付いたサイクルウエアを着用することで路面からの衝撃を軽減させることができます。
ピタッとしたシルエットのタイツに抵抗がある場合は、普通のアウトドアパンツの下に着ることのできるパッド付きのインナーショーツもオススメです。
女性の場合、お店に女性スタッフがいれば、細かく相談に乗ってくれます!

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