環境に優しく、健康的な生活を支えるアイテムとして注目が続く自転車。さらにその特性が加速する革新的な機能を搭載されたアイテムを「EUROBIKE2022」で発見! 次世代の自転車機能のスタンダードになる可能性を秘めた2アイテムを紹介します。
バックパックから飛び出る【エアバッグ】が事故発生時の身体に伝わるダメージを軽減
健康的な生活を支えるツールとして、自転車通勤や休日サイクリング、自転車散歩などさまざまなシーンで活用される自転車ですが、一度事故を起こしてしまうと、身体に大きなダメージを受けてしまいます・・・。
そのダメージを軽減するため、すでにヘルメットの着用は一般的になってきましたが、さらにそこから技術は進化し、EUROBIKE2022の会場では一見すると普通のバックパックから転倒時にエアバッグが飛び出て首周りを保護する「evoc commute A.I.R. PRO 18」が登場しました(日本未発売)。
今後、ヘルメットに加えてエアバッグが自転車ライドの必需品になる時代が来るかもしれません!
音楽も聴けて、空気のキレイさも計測する。これが!次世代のアーバンモビリティ
スロベニアの首都リュブリャナを本拠地とする「Noordung」のデザイン性に優れたe-BIKEの最大の特徴は、フレーム上部に装着された“Boombox”です(日本未発売)。
モーターサイクルのガソリンタンクのような形状で、走行中に音楽を流せるスピーカーになるだけでなく、走りながら待機中の微小粒子状物質PM2.5やPM10を計測するセンサーが内蔵されています。
計測されたデータは専用アプリを通して集められ、同アプリユーザー全体で共有することで、空気のキレイなルートを選びながら走行が可能となります。
e-BIKEとしての性能にも優れ、最長60kmの電動アシスト走行が可能。外装10段変速で走行性も高く、ワイヤー類が内蔵された特徴的なフレームデザインに加えて、制動性に優れるディスクブレーキを採用している点も魅力です。
ドイツメーカー「Plinius」からも、大気中のPM2.5を計測し、情報を共有して健康的な(空気がキレイな)ルートをGPSナビゲーションで案内してくれる「City one」が登場。将来的にはサイクルコンピューターに空気のキレイさを計測する機能が加わることも近いかもしれません。