時間通りに出社し、帰宅が夜になってしまった場合も安全に帰ってくることが重要な自転車通勤。スポーツバイクだけでなく、買い物用自転車でも安全・快適に通勤するために必要な5つのコツを紹介します。
コツ① 歩行者・ドライバーからの視認性を向上させるフロントライト&リアライトを装着
道路交通法で軽車両に区分される自転車は、フロントライト(白・淡黄色)とリアライトもしくはリアリフレクター(赤色)を装着し、夜間走行時には前後ライトとも “点滅”ではなく“点灯”することが必要です。街中を走行する自転車通勤の場合、フロントライトの明るさは100〜200ルーメン程度で十分周囲のクルマ・歩行者からの視認性を高めることができます。
また道路交通法では後方に向けてリアリフレクターの装着でも可能となっていますが、安全性をより高めるには赤色のリアライトを装着することがオススメです。最近では減速時に強く発光してブレーキランプとしての機能を持ったリアライトも販売されています。
コツ② 荷物の入れやすさと安全性向上を考慮したバッグを選ぼう!
パソコンや書類、着替えなどの荷物を運ぶことが多い自転車通勤では、バッグは必需品です。バッグには大きく分けて、自分で担ぐバックパック・ショルダーバッグ(たすき掛け)と、自転車に取り付けられたキャリアに装着するパニアバッグ(キャリアバッグ)があるので、自分が持っていく荷物の形状・量に合わせて選びましょう。またバッグを選ぶ際には、夜間の視認性も向上する蛍光反射素材や、白や黄などの目立つ色を選ぶことをオススメします。
コツ③ 短距離であってもヘルメットは必需品。通気性の良いモデルなら夏でも蒸れにくい
スポーツバイクだけでなく買い物用自転車の場合でも、自転車用ヘルメットは転倒時の頭部へのダメージを軽減する効果に優れ、軽量かつ通気性もいいので、着用することを強くオススメします。最近ではレース用のスポーティなモデルだけでなく、一般的な帽子のようなデザインのモデルもあり、メーカー・モデルによっても被り心地が異なるので、実際に自転車店で確認してから購入しましょう。
コツ④ 安全・快適に走るならコース選びがポイント。事前に試走することも重要です
自転車通勤ルートを設定する際には、安全・快適に走ることを目的に、最短ではなく少し遠回りになっても自転車走行帯がある道やサイクリングロードを組み込むことがポイントとなります。
また電車の線路や緑道などに沿って走ることで、歩行者の飛び出しリスクを減らすこともできます。自転車通勤を始める前に地図を見ながらルートを想定し、事前に走って道の状態などを確認しておくのもいいでしょう。
コツ⑤ 愛車を盗難から守るには複数の種類が異なる自転車用ロックを使い分けよう!
スポーツバイクの場合はとくに、愛車の盗難を防ぐ自転車用ロックを携帯しましょう。自転車用ロックにはスチール製ブレードやチェーン、ワイヤーなど素材の違いで様々な種類がありますが、安全性と携帯性のバランスを考えて2〜3個のロックで効果的に自転車を固定しましょう。