【自転車はじめて教室】安全&快適サイクリングに欠かせないマストアイテム10

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サイクリングを安全&快適に楽しむには、パンク修理に使用する工具や非常時にも役に立つ自転車専用の収納袋、気温が落ちた場合に着るウエアなど様々な必需品があります。
一方、荷物が増えてしまうと身体に対するストレスも増してしまうため、必要最低限のアイテムを選んで、コンパクトに収納することが重要です。
今回はサイクリングや自転車ロングライドに携帯すべき10個のアイテムを紹介します。

マストアイテム①自転車用ヘルメット

短距離のサイクリングや自転車散歩であってもヘルメットは必需品です。自転車走行時に転倒してしまった場合に頭部を守る自転車専用ヘルメットは、軽量に作られているので頭に重みを感じにくく、長時間の使用でも疲れにくいのが特徴です。最近では競技用モデルだけでなく、街中でもオシャレに使うことができるデザインのモデルも販売されています。

 

マストアイテム②携帯工具

スポーツ自転車の各部パーツ調整や、修理に使用する携帯工具も必需品です。(±)ドライバーの他に先端が六角形をした六角レンチが数サイズ含まれていることが基本ですが、トルクスレンチと呼ばれる先端が6つのギザギザ形状をした工具や、チェーンをカットする場合に使用する工具などが組み込まれているアイテムもあります。最低限、2・3・4・5・6mmの六角レンチと(+)ドライバーが含まれているアイテムを選びましょう。

マストアイテム③タイヤレバー

多くのスポーツバイクに採用されているクリンチャーと呼ばれるタイプのホイール・タイヤがパンクしてしまった場合、タイヤレバーを使ってタイヤ片側を外して、中のチューブを修理もしくは交換することになります。携帯工具にタイヤレバーが組み込まれたアイテムもありますが、ある程度大きいレバーの方が使いやすいので、初心者は携帯工具とは別に用意することがオススメです。

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マストアイテム④チューブ

パンク修理と言うとチューブに空いた穴を塞ぐことをイメージする人が多いかもしれませんが、サイクリング途中にチューブ自体の修理をするのは大変です。そこで、ツーリング中にはチューブごと新しいものに交換して対応する方法が一般的。サイクリングに行くコース途中に自転車店などがない場合には、2本程度の交換用チューブを携帯することがオススメです。

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マストアイテム⑤携帯ポンプ

空気を入れる携帯ポンプは必ず携帯しましょう。携帯ポンプは一般的なフロアポンプに比べて1回のポンピングで入れられる空気の量が少ないため、十分な量まで空気を入れるのが大変です・・・しかし最近では、小型フロアポンプのような形状になるアイテムもあるので、携帯性と空気の入れやすさを考慮して選ぶのがいいでしょう。また、自分のバイクに採用されているバルブのタイプ(仏式、米式など)に使用できる携帯ポンプか確認することも忘れずに!

マストアイテム⑥自転車用ロック

サイクリングの途中でコンビニやレストランに立ち寄ったり、トレイに行く時など、意外と自転車から離れる時間も多くあります。「少しの時間なら問題ないだろう」と油断せずに、自転車ロックで愛車とガードレールなどを繋ぐようにしましょう。高級なスポーツ自転車に乗っている人は、とくにワイヤーカッターなどで簡単に切られてしまう細いワイヤーロックではなく、太いワイヤーや鎖形状のアイテムを選ぶことをオススメします。

マストアイテム⑦ウィンドブレーカー

サイクリングの途中で天候が崩れてきてしまった場合や、標高が高い場所まで走った時には気温が一気に下がることもあります。また、長い下り道では常に風が当たり、体温が一気に奪われることもあるので、風を通さない素材で作られたウィンドブレーカーを携帯しましょう。自転車専用アイテムはコンパクトにたたむことができるので、携帯にも便利です。

マストアイテム⑧アームウォーマー

ウィンドブレーカーと合わせて腕部分をカバーするアームウォーマーを携帯することもオススメです。走行中に熱くなった場合は手首部分までズラし、再び寒くなった時に腕全体をカバーするなど、小まめな着脱ができる点もメリットです。UVカット効果のある素材を使用したアイテムもあるので、夏場でも携帯しておくと便利です。

マストアイテム⑨フロント・リアライト

自転車に乗る際には前後ライトは必ず装着しましょう。前側は白系のライトを点灯、後側は赤系のライトを点けることが重要です。後ろのライトは反射板でも道路交通法で認められていますが、より安全性の高いライトを装着することがオススメです。また最近では後ろからの衝突事故を減らす効果が期待されるブレーキランプ機能が搭載されたリアライトも販売されています。

 

マストアイテム⑩輪行袋

スポーツ自転車を電車などに積む際に必要となる輪行袋(りんこうぶくろ)。サイクリング途中で使用を予定していない場合も、変速機が壊れてしまったなど走行できないトラブルが発生した際に、自宅まで自転車を運ぶために携帯しておくと安心です。また、輪行袋への収納法は事前に練習しておきましょう。

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サドルバッグやツールケースにコンパクトに収納

これまで紹介したアイテムのうち、ヘルメットやウィンドブレーカー、ライト、輪行袋以外は、サドルバッグやツールケースに収納して携帯しましょう。携帯ポンプが収納できないサイズの場合は自転車本体に取り付け、出来る限りバックパックなど身に着けるバッグを重くしない(もしくは着用しない)ことが、快適にサイクリングを楽しむコツとなります。

星野 知大

自転車・ランニング・水泳を中心に、日本&世界の“前に進む”スポーツの大会プロデュース・MCとして飛び回るスポーツ&自転車地理ジャーナリスト。日本・海外のスポーツメーカー・自治体と関係があり、インバウンド・アウトバウンド(視察含む)の両方向への企画立案・アドバイスも行う。過去には「美ら島オキナワ センチュリーラン戦略プロデューサー」「東京都三宅島ふるさと観光アドバイザー」を務めた。現在は「東京都観光まちづくりアドバイザー」としても活動。

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