イタリアの超高性能バイクメーカー【ピナレロ】のフラグシップモデルであるドグマF。世界最高峰のロードレース、ツール・ド・フランスで総合優勝経験もある名選手ゲラント・トーマスのバイクに各種センサーを装着し、そのデータを基に進化を遂げた新型モデルが発表。日本の素材メーカーである東レのカーボン素材TORAYCA M40Xを使用し、細部までこだわった流麗な最上級レーシングモデルの誕生です。
フーレム細部まで磨き上げ、剛性・空力・軽量性が向上した超実戦モデル
世界最高のロードレースとも呼ばれるツール・ド・フランスなどで数多くの勝利を飾り、トッププロ選手からホビーサイクリストまで幅広い層から高い人気を誇る、イタリアのピュアレーシングブランド【ピナレロ】。そのフラグシップモデルであるドグマFの最新モデルが発表されました。
モデル名は前作と同じドグマFのまま、素材を東レ製カーボンTORAYCA M40Xに変更し、剛性をアップ。剛性を上げることでパワー伝達性能を向上させながら、乗り続けるほどに安定感・フレームバランスの良さが広がる乗り心地を実現。世界の様々なトッププロロードレースで使用される超実戦モデルです。
最も大きなフレーム形状の進化はBB周辺。前作よりも少し前側に出る形でボリュームを増して剛性をアップ。これに合わせてダウンチューブが3.5度立ち上がり、さらに前面投影面積が減る形状に変更。
またヘッドチューブも潰れる形で前作よりも8mm薄くなり、シートステイ・シートポストなどのフレーム各部の形状が見直されたことで、走行時の空気抵抗がさらに軽減されます。
タイヤサイズは前作よりも太めの30Cタイヤの装着が可能となり、タイヤのエアボリュームによる乗り味の変化も楽しむことができ、さらに多少の荒れた路面ならばそのまま走り抜けることのできる走破性が向上した点も注目です。
見えない部分までこだわり、軽量化&ステアリング向上を実現
新型ドグマFのフォークコラム(フォークとステムを繋ぐヘッド内側を通る部分)は横方向に扁平した楕円形状が採用され、その形状にマッチした専用ハンドルTALON ULTRA FASTも同時発売。このフォークコラムに装着するパーツも小型・軽量化が図られ、さらに内装されるワイヤーが前側からフレーム内部に入っていく機構に変更されたことで、ハンドルを左右に動かした際の抵抗が減り、ステアリングも向上。
ヘッド部分の上下に装着するベアリングやヘッドトップキャップも軽量化。さらにホイールを装着するスルーアクスルのネジ穴や、シートポストを固定する金具が外側から隠されるなど細部まで空気抵抗軽減が追求されています。
価格:1,155,000円
サイズ:430、465、500、515、530、540、550、560、575、595、620
TALON ULTRA FAST
価格:193,600円
サイズ:400、420、440、460mm(バーエンド外〜外環)